チェックのスカートにブラウス。
馴染みのある懐かしい制服をきた後輩たちが
全国大会の晴れ舞台に立つ眩しい光景。

こんにちは、なおみです!
こないだの3連休初日に、
NHK全国学校音楽コンクール(以下:Nコン)の
全国大会 高校の部がNHKホールでありました。
規模は違えど、
野球でいう甲子園です。

そんな舞台に
「我が母校が出場したぞ!」ということで
ややテンション高めに
記事を書き進めている次第であります。
コンクールにも種類があって、
NHKが主催する「Nコン」と
全日本合唱連盟が主催する「全日本合唱コンクール」
この2つの舞台に向けて
部員たちは練習をします。
今回あったのはNHKコンクール。
チケットが取れなかったので
会場には駆けつけられませんでしたが
ここ数年は、
大会中止や無観客での大会実施が
続いていたので
画面越しにリアルタイムで
歌声を聴くことができて
若いエネルギーを浴びたというか
パワーをもらいました。

音楽の話題がメインにはなると思いますが、
興味のある人は、そのまま
続きをお楽しみください (*^^*)
卒部して10年が経とうとしている
計算してみると、
もうすぐ節目の年でした。
「10年間ここで働いています」
「10歳の子どもがいます」
「10年前からここに住んでいます」
自分ではない誰かが発する10年って
なんとなく“スゴさ”を感じますが
自分自身の体感10年は、
“10年もたった感じがしない”
なんですよね。

「もう10年もたってしまったのか」と
自分自身が一番、驚いています。
よく分からない時間がある
きっと、一般的には
全校集会で「翼をください」を歌ったり
クラス合唱で「大地讃頌」を歌ったり
そんな記憶が
思い出されるんじゃないでしょうか。

元合唱部として
多くの人に知ってほしいことは、
合唱って“ただ歌う”ようにみえて
歌うだけじゃないんですよ、と。
自分の身体が“音を奏でてくれる楽器”なので
ストレッチ、筋トレ、呼吸法…
声を出す以外のことにしっかり時間を使います。
運動部でいう準備体操
といったところですかね。

バットを振るときに
適切なフォームがあるように
歌うときには正しいお腹の使い方、
息のあて方、姿勢があります。
外からわかる姿勢については
目で理解できるので習得しやすいですが
お腹の使い方、息のあて方は、
身体の内部のお話なので
感覚を掴むしかありません。
「これでうまくいくかな?」を試して
いい声が出れば正解だし
そうじゃなければ不正解。
雲をつかむような
難しさです。

さらに難しいのが、
自分の声を「自分が聞く」のと
「自分以外が聞く」のでは
聞こえ方が違うってこと。
そりゃあ、いっぱい苦戦しましたし、
何度も何度も厳しいお言葉を受けて
毎日レベルで凹んでいました…(笑)
(個人的には、クラリネットを吹くよりも
発声の方が難易度高いと感じています…)
わたしにとっての合唱部時代は、
目には見えない正解を探している時間が多くて
練習中は『よく分からない時間』が多かったです。

「いい声が出せた!」と
思うときに限って注意されるし
「なんか、今日いまいちや…」と
思うときほど、褒められる。
一体ぜんたい、
どういうことなんや…ってね。笑
自分の声は、
自分が一番近くで聴いているのに
一番よく分からないものでした。
でも、目が慣れるとよく分かってくる
わたしは、
スクールバス通学をしてたんですが、
部活が終わるとバスの時間まで
自主練習をしていました。

この時間がわたしにとっては、
一番よく分からなくなる時間でして。
誰かとペアで練習しているときは別ですが、
ひとりで歌っていると迷子になって
暗闇の中にスルスルと入っていくのです。
一度、入った暗闇から抜け出すのは
なかなか困難であり
宇宙のように、
あたりは一面まっくら闇。

重力すらないような
ふわふわした感覚。
それでも、歌います。
たった2小節間に1時間。
苦手なフレーズを歌い続けます。
よく分からない時間を
暗闇の中で過ごすってすごい不安感。
言うなれば、目隠しされて
目的地を目指せ!といわれている
そんな感じで。

なんだか、この手探り感
「ビジネスと一緒だな〜」
なんてこと、思います。
『このやり方でうまくいくかな?』
の、連続なんです。
アフィリエイトリンクは、
こんな感じで貼るので合ってるかな。
ワードプレスの設定って、
ほかにもやった方がいいのかな。
アドセンスって、
もっと効果的に貼る方法があるのかな。
文章の書き出しは、
これで読みやすくなってるかな。

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・
・
アナタもいろいろな
「これ、うまくいくかな?」を
これまでに何度も
経験してきたことでしょう。
もしかすると、
いまもその最中かもしれませんね。
その暗闇にいる時間。
大切にしてください。
まっくら闇の
宇宙のような空間にしばらくいると
目が慣れてきて周りが見えてきます。
そして、だんだん
“成功という星”が見えてくるのです。
星?


そう、星よ
暗い部屋に入ると、
最初はまっくらで何も見えないけど
だんだんと目が慣れてきて
暗いままでもうっすら
周りが見えるようになりますよね。

そんな感じで、
しんどい真っ暗闇で踏ん張り続けていると
だんだんと“成功の星”という光が
見えてくるんです。

「お!?もしかしたらこのやり方は
うまくいっているのかもしれないぞ!?」
小さな星が見えるみたいに
小さな成功が見えてきます。
小さな星が見えてくるのも
暗闇のなかに居続けたから。
明るい夜街では星が見えないように
暗闇のしんどい中をもがいた人にしか
見えない星です。
よく分からないもがく時間は、
成功という星を見つけるためには
必要不可欠な時間というわけです。
自分だけ手探りなんじゃないかと思うけどみんな手探り
Nコンの審査員が大会の最後に
こんな講評を述べていました。
合唱というのは楽譜から(作曲者の)思いを読み取って
(歌声と重なり合うハーモニーで)お客さんに伝えます。
お客さんは、いろいろで
その人の人生経験や価値観を持ってして
演奏を聴きます。
故に、同じ演奏を聴いても
さまざまに受け取られます。
審査員のなかでも評価が分かれて
順位をつけるのが悩ましいくらいに
どの学校も素晴らしい演奏でした。
(一部抜粋)
算数みたいに明確な答えがなくて
聴く人によって答えが変わるんですよね。
コレもわたしたちの
ビジネスと似ているなぁと。
多くの人は、
正解を探し求めて情報収取を
時間をかけて頑張ります。
しかし、そもそも
正解なんてなくって。
Aさんにとって「正解」は、
Bさんにとっての「違った」になり得る。
万人には届きません。
この2つの絵画。
高いのはどっちだと思いますか?

絵画こそ、見る人によって
その絵の価値が激変するものですよね。
(答えは、一応この記事の
最後に載せておくので良かったら
考えてみてください)
みんなに届けようとしなくても
自分の選んだ道を極めると
こそが成功になるんですよね。
答えのないことを追求するって
エネルギーの消耗は激しいけど
目には見えない経験値をグンと上げてくれる
そんな可能性を秘めているように思います。

魔法のような効率のいい方法を
探し求めても存在しません。
答えのないことは
手探りで追求していく。
キラキラ輝いて見えるあの人も
手探りで輝ける場所を見つけただけで
秘密の部屋から宝の地図を
手に入れたわけではないんですね。
「よく分からない」を楽しめるといい
知っているのは顧問の先生くらいだけど、
懐かしきあの制服を着た後輩たちが
大きな舞台で一生懸命に頑張る姿は
何年経っても感動と刺激をくれます。

だから、知っている後輩が
みんな卒業しても聴きに行きたく
なるんでしょうね。
そして、聴きにいくだけじゃなく
演奏者側として居続けられているのも
(社会人バンドに所属中)
答えのないことを考えながら
演奏をする時間(=練習時間)を
楽しいと感じられているからこそ
なんでしょうね。
逆に、正解があると
つまらなくなりそうです。
といった感じで、
一番高い絵画の答え合わせに
入りたいと思います。

予想は当たったでしょうか…?
正直、こんなん運ゲー
だと思っています(笑)
見る人の価値観によって
絵の良さが変わるのがよく分かります。
わたしはズブの素人なので
『絵画にウン億円』は、
さすがに理解しがたいのですが
ほしい人がいるから
こんなにも価値が跳ね上がる
というのは分かります。
世の中、そんなもんですね。

万人に受け入れられなくても
誰かにとってアナタの発信するものが
価値のあるものだと感じてもらえれば
それで十分なんです。
価値は創り出すことができます。
自分にしか創り出せない価値。
磨いていきましょ。
わたしもゴシゴシします。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
なおみ🌻